声のかけ方

わたしたちH,R,K では、訪問理容やその打ち合わせで
御自宅や各施設にお邪魔した時に
利用者さん(お客様)を呼ぶ時や声をかける時には
必ず、利用者さん(お客様)の前に回ってから声をかけます。

ではナゼ、後ろから呼んだり声をかけないのか。

それは、パーキンソン病の方への対応のためです。

パーキンソン病とは難病指定を受けていますが
実は、ご高齢の方の患者数は非常に多いのです。
(原因が特定できないので、難病の指定を受けています。)

パーキンソン病の患者さんは、脳で指令を出してから
体がその指令通りに反応(動く)までに
健常者以上の時間を必要とします。

このような症状の方に後ろから声をかけると
コチラの呼び声に反応して、意識は声のする後ろへ向きます。

しかし、体は歩くのを止めて振り向くまでにタイムラグが生じます。

ただでさえ、歩幅が短く独特の歩き方をされる
パーキンソン病の患者さんが
前え向かって歩きながら、意識は後ろへ…
必然的に転倒するという結果になります。

高齢者の転倒は、私たちが考えている以上に重大です。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の方なら、なおさらです。

ですので皆さんも、高齢者の方に声をかける時には
少し面倒かもしれませんが、前に回ってから
先日の記事に書いた、話し方 で話しかけて下さいね。

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