☆広がる輪☆

先日、HRKのホームページからお問合せ頂いた
ケアハウスさんから正式な御契約を頂き
訪問理美容にお邪魔させて頂いてきました。

カット中、横に併設されている老健の職員さんも
見学に来られて、カットさせて頂いている利用者さんと
「何だか緊張しますねぇ~。」
「ホンマやねぇ~。でも、キレイになる所を見られるのって
恥ずかしいけど、あんがい良い気分ね♪」
「じゃあ、カットが終わったらお披露目会ですね。」
「またまたぁ~♪」
なんて会話をしながら、当日の天気のように
とてもポカポカした気持ちで楽しく仕事をさせて頂いきました。

訪問理美容という仕事をしていると
利用者さんから沢山の嬉しいお声を頂戴します。

「キレイにしてもらったし天気も良いから、ちょっとお散歩でも行って来るね。
また、この次もお願いね。」

嬉しいお声と広がる輪に感謝しながら、危うく帰りの電車で
寝過ごしそうになった、晴れた秋の日の出来事なのでした。

PS:ケアハウスさんと老健さんについて詳しくはコチラをご覧下さい。

☆上達するコツ☆

先日、介護職員さんとの会話中に
スタッフ育成についての話題になりました。

何でも、新卒で4月から働き出したスタッフさんたちの
【できる仕事の差】が、開き出してきたのだとか。

福祉施設で働く職員さんも、私たち理美容師も
知識と技術の両方が必要とされる職業ですので
何が、その差を生むのかな?と数人で意見交換をしていたのですが
もちろん誰にでも当てはまる完全な答えがある問題でもないので
様々な意見が飛び交います。

中でも多かった意見は
「伸び続けてる新人さんは、現場はもちろん練習や勉強を
ものスゴく【楽しみながら(楽しそうに)】やってるよね。」
との、意見。

もちろん、仕事って自分1人だけで出来るものではないので
周りの支えや協力があってこそですが、確かに自分を振り返ると
「楽しかった時=上達(吸収)スピードが速かった時」
だったように感じます。

答えは色々あると思いますが
今、本当に楽しく仕事をさせて頂いている事のありがたさを
再確認した、今日この頃なのでした。

PS:そういえば苦手だったキーボードのタイピングも、アメーバピグ
ルパン三世のタイピングソフトで少し早くなった過去もありましたね♪

 

押し花のその後…

先日御紹介させて頂いた、【押し花のレクレーション】ですが
本日は、その完成した押し花を使ったレクレーションを
御紹介させて頂こうと思います。
押し花のレクレーションについてはコチラをクリックして御覧下さい。

もちろん完成した押し花を交換したり、お孫さん達ご家族へ
プレゼントするのもアリなのですが、どうせ交換するなら
楽しみながら交換しましょう♪
と、いう事でビンゴ大会を開催してはいかがでしょう?

ビンゴ大会って、予算的な問題で結構商品探しに
苦労したりしますので、まさに一石二鳥ですね。

もちろんルールは御存知の通り、
司会の方が、選ばれた数字を読み上げて5X5のマスに
ランダムに振られた数字を「タテ」・「ヨコ」・「ナナメ」にそろえる
あのビンゴです。

先日ある福祉施設さんでビンゴ大会に参加させて頂いたのですが
最初の数字を読み上げられた瞬間に…
「ビンゴ!!!」
と、声高々に宣言される利用者さんに
「なんでやねん!」
と、さすがお笑い都市大阪を実感させるツッコミ&笑いがあったり
定期的にレクレーションルームに響き渡る
「りんご!!!」
との声に
「いやいや…だからね…」
と、困りながらも、どこか嬉しそうなボランティアさんがいたり
とても楽しい時間を、過ごさせて頂きました。

利用者さんにお渡しするカードは
大きい物を用意したり、紙に書かれた数字を
ペンなどでマル付けしていくタイプにするなど
利用者さんに合わせて、工夫して頂ければと思います。

意外と盛り上がるビンゴ大会のレクレーションですので
先日ご紹介した【押し花】と合わせて、ご検討頂ければと思います。

更新のお知らせ

気が付けば今日から11月になり今年も残す所、あと2ヶ月となりました。

まだまだ日中は日差しも強く暖かいですが
朝晩は、かなり涼しくなってきました。

本日、HRK公式サイトの【予約状況】のページを
11月分と12月分に更新させて頂きましたので、お知らせさせて頂きます。
予約状況はコチラをクリックして御確認下さい。

1年の締めくくりである12月(特に中旬以降)は
毎年多くの御予約を頂き、私たちHRKにとって忙しくさせて頂く
大変ありがたいシーズンです。

今年も11月中旬と12月中旬以降は混雑が予想されますので
いつもよりホンの少しだけ早めの御予約を頂ければ
御希望日時で訪問させて頂けるかと思いますので
大変お手数ではありますが、宜しくお願い致します。

もっぱら運動の秋には程遠く、食欲の秋を満喫しているのですが
四季を肌で感じる紅葉の季節になり、移動中にも風景を楽しむ毎日です。

また同時に風邪の時期の到来でもありますので、外出から戻られた時は
手洗い・ウガイをお忘れなく♪

懐かしの日々

先日、ある福祉施設さんでレクレーションに参加させて頂いたのですが
思いの他、盛り上がったので御紹介させて頂きたいと思います。

『あの頃私は…』

少し大きめのカードに「話題のネタの書かれたカード」を10枚程作り
それを利用者さんに引いて頂き、その話題について話して頂くという
ものすごくシンプルなゲームです。

もちろん、ちゃんと話せない利用者さんに対しては
簡単なインタビューで切り上げたり、
話の長引く利用者さんにはキリの良い所で上手く話しをまとめたりと
職員さんやボランティアさんには、司会とサポートとして参加して頂きます。

「話題ネタ カード」のとしては…
・私の故郷
・子供の頃食べたおやつ
・私の好きな食べ物(故郷の名産)
・初恋の思い出
・子供の頃の遊び
・祝言(お嫁入り・結婚)
・テレビや電子レンジ等の家電製品が始めて来た日
・東京オリンピックの思い出
・大阪万博の思い出
・その他季節により、お正月やお彼岸等の思い出

ナドナド、あとは参加される利用者さんにあわせて
楽しい思い出を皆さんで話し合えるように
各施設さんでアレンジして頂ければと思います。

ちなみに、この時に1番盛り上がったのは「子供の頃のおやつ」でしたが
参加された高校生のボランティアさんへのアンケートで
1番楽しかったカードは「テレビが始めて来た日」でしたので
世代を越えたコミュニケーションも取れて、一石二鳥です。

シンプルながら、いままで知らなかった利用者さんの一面を発見
できたりと、楽しんで頂けるレクレーションですので
ボランティアさんも交えて、一度お試し頂ければと思います。

ボランティアを通じて…

先日、ご両親の介護を通じて福祉施設でボランティアをされた
知人から御質問を頂きました。

介護職に就かれていない方にとって、あまり知られていない事
のようですので、ご本人の了承を得たうえで
その御質問と回答をご紹介させて頂きたいと思います。

※もちろん介護業界に係わらず万人に通用する完全な答えはナイと思いますので
「こんな方法もあるよ。」等、御意見ありましたらお気軽にコメントやメールを
頂ければと思います。

その質問とは…

「たくさん話しかけたのに…丁寧に話しかけたのに…
他のボランティアさんみたいに
利用者さんと会話が続かへんのは、ドコが悪いんやろ?
オレってボランティアに向いてないんかなぁ?」

と、素朴ながら切実な質問でした。

因みに彼は、営業職に就いていて人見知りもしませんし
物腰も柔らかく、もちろん笑顔もステキな方です。

ナゼなんだろう?と、よくよく話しを聞いていて気付いた事…

それは…

『話しかけた時の彼の体勢』に問題があったのでは?
という事でした。

これって、おそらく介護に携わる方達は自然に行っている事なのですが
利用者さんに話しかける時には

1)利用者さんの前から
そして
2)利用者さんの下から(利用者さんを軽く見上げる感じ)

という事を心がけています。

で、彼は(2)を知らなかったんですね。
(もちろん彼はまったく悪くなんて、ありません。)

「えっ?たったコレだけ?」

との声が聞こえてきそうですが、ホントにビックリするくらい
たったコレだけの事がとても重要なのも、これまた事実。

皆さんも想像してみて下さい。

もし、自分が1日の大半を車イスの上で過ごしたとして…
もし、自分の腰が曲がったとして…

いくら大好きな人との、楽しい会話でも
常に見上げて(首を上げて)会話するって疲れません?

実は私も訪問理美容を始めた時に、上に書いた(2)を教えて頂くまで
利用者さんとのコミュニケーションに、何か見えない壁のようなものを
感じていました。
(教えて頂いたYさんには本当に感謝です。)

相手の立場に立つってとても大切な事だと
彼と話しながら再確認した、今日この頃。

ボランティアに「向き・不向き」なんて無いと思いますが
「また、ボランティアに行きたくって申し込みしたけどオマエも一緒にどう?
今度は会話のキャッチボール、メッチャするで!」
って誘ってくれた彼は、やっぱりボランティアに向いてるなって感じた
学び多き秋の午後なのでした。

PS:コチラの記事も、ご一緒に覗いて頂ければと思います。

☆お散歩と一緒に…☆

これからの季節、各福祉施設さんでは
紅葉ツアー等の、外出するレクレーションをされる機会が多々あると思います。

その時にお薦めなのが、紅葉見学等の外出の時に
落ち葉や野花を摘んで帰り、それを使った【押し花のレクレーション】です。
(外出先が国立公園等、これらの持ち帰りを禁止している場合が
 ありますので、事前確認は必ず行って下さい。)

【押し花】といえば、あんがい地味なイメージがありますが
ある程度の集中力と指先を使いますので、利用者さんには
リハビリも兼ねた楽しい時間を過ごして頂く事ができます。

そして何より
「他の方は、どんな押し花を作ってるのかな?」
とか
「それ、どうやってるの?」
「ココはね、こうやってするといいよ。」
などなど、利用者さん同士の会話も弾みます。

ハサミ等の刃物も使いませんので、安全に楽しめる
押し花のレクレーション。

紅葉見学のみならず外出の際に
次のレクレーションのキッカケとして、思い出して頂ければと思います。

で、完成した押し花は別のレクレーションでも使えるのですが
それは、またの機会に記事にさせて頂きますのでお楽しみに~♪

明日はいよいよ…

明日(10月25日)は、
第12回 介護支援専門員実務研修受講試験日です。
(いわゆるケアマネージャーになるための試験の日)

私たちHRKが訪問理美容を通じて、現場でのサポートや情報交換・アドバイスを
頂きお世話になっているケアマネージャーさんですが
そのケアマネージャーさんの日々は、本当に激務と葛藤の毎日だと思います。

受験資格を得るまでにも、必要実務経験など
長い道のりのケアマネージャーですが
試験も1年に1度しかありません。

長い道のりを乗り越え、狭き門に挑まれる受験生の皆さまに
エールを贈ると共に人材不足の叫ばれる介護現場に
1人でも多くの素晴らしいケアマネさんの誕生を心から願います。

アナタにしか出来ない事は、必ずあると思います。

大丈夫。

でも不安になったら…
そんな時は、現場での利用者さんの笑顔を思い出してみて下さい。

今夜はゆっくり休んで、明日に備えて頂ければと思います。

☆Twitter始めました。☆

昨日から、【Twitter(ついったー)】なるモノを始めました。

先日のアメリカ大統領選挙の選挙運動や、日本でも様々な方が
使われてるTwitterですが、「ブログとチャットをたして2で割ったもの」と
よく説明されています。

いま思った事や感じた事を140文字以内で投稿(つぶやく)って
感じでしょうか?

未経験の方からは、「で?」・「それの何が楽しいの?」との声が
聞こえてきそうですが(私も始めるまでは、そう思ってました。)これがまた
始めてみると、案外楽しいんですね♪

HRKのTwitterアカウントでは、スタッフの些細な「つぶやき」を公開中ですので
お時間のある時にでも、覗いて頂ければと思います。

HRK公式Twitterはコチラをクリックして下さい。

尚、パソコンでこのブログを御覧頂いている方は
左側のメニューの一番下にTwitterを置いていますので
ソチラを覗いて頂ければと思います。

すでにTwitterをされている方はフォローをお待ちしていますので
お気軽にフォローして頂ければと思います。

まだ見ぬ介護者へ…

皆さんは【認知症(にんちしょう)】や【痴呆症(ちほうしょう)】と聞いて
どのような感覚をお持ちでしょうか?

高齢者の方のみが、なるものでしょうか?
1部の人のみが、なるものでしょうか?

御存知の方も多いと思いますが、認知症には
【若年性】のものもあり、それは決して
「他人事」でも「めずらしい事」でもありません。

先日参加させて頂いた、介護・福祉の講習で
あるお手紙を、資料として頂きました。

この手紙は、実際に福祉大学の講義でも
使われているとの事でしたので、講師の方に了解を頂いたうえで
一部を伏せて、ご紹介させて頂きたいと思います。

~~~~~~~ココから~~~~~~~
まだ見ぬ介護者へ

私はすべてを失ったわけではありません
どんな事でも、ます問いかけてみてください
何でも、まず私の意思を確認してください
食べる、食べない、行く、行かない、暑い、暑くない?
どうしたのって、聴いてみてください
訳のわからない事を言うかもしれませんが、私は病気です
痴呆状態にあるのです、進行性の難病といってもいいでしょう
察してください、ようく見てください

私はすべてを失ったわけではありません
まだまだ若い者に負けない事もたくさんあります あると思います
でも、若い頃とはおなじようには出来ないでしょう
あせらないで、じっと見ていてください
見ていて、少しだけ手を貸してください
人間の機能や能力は使わないと使えなくなると若い頃に聞きました
生きるために戦う力はまだまだ・・・・・・・

私はすべてを失ったわけではありません
外だって自由にでたがるでしょう、雲や星が好きです
外に自由に出られるようにしてくれさえすれば、自分で出かけます
でもきっと目的地にはつけないでしょう 戻れなくなるでしょう
そっとついてきてくれると嬉しいです
とまどったり、不安げになったら、そっと傍にきて
どうしたのって声をかけてください
きっとあなたの事が天使様に見えるでしょう

私のことを笑ってくれていいですよ
きっとおかしな事を言ったり、おかしな格好をする事でしょう
でもお願いです、陰で笑ったり、自分一人だけで、仲間同士だけで笑わないで
私にも笑っている訳を教えてください
きっと私も笑いの仲間に入り、いっしょにおかしむでしょう
だって、おかしい事はおかしいと 私にもわかるから

私はすべてを失ったわけではありません
私の事を痴呆性老人なんで呼ばないでください
私の名前は、〇〇さんです
私の事をワガママなんて言わないでください
私もあなたと同じ人間です
ただ痴呆という難しい状態になっただけです
私の努力では、とめられないんです

~~~~~~~ココまで~~~~~~~

いかがでしょうか?

認知症は、突然発症する方もいれば
ゆっくりと進行していく方もおられます。

御家族や大切な方の、ほんの少しの些細な変化を
気付けるのは、ひょっとしたらアナタだけかもしれません。

この記事を、心の片隅にある小さな引き出しに
そっと入れておいて頂ければと思います。

※この資料は2005年1月に掲載された資料です。
2004年12月厚生労働省が「痴呆」に変わる用語として、「認知症」を選定しました。